高橋書店 (2019-01-07)
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就職活動にかかる費用はいくら!?
就職活動にはお金がかかります。株式会社ディスコが発表した【2018年度就活生モニター調査】10月1日時点の就職活動調査によれば、2018年卒の学生の就職活動の費用は平均で143,943円となっています。就職活動の費用は地域によって異なり、最も費用が安かったのが関東の118,891円、最も費用が高かったのが九州・沖縄の218,348円でした。
(出展:株式会社ディスコ【2018年度就活生モニター調査】10月1日時点の就職活動調査)
就職活動にかかる費用の具体例
就職活動にかかる費用項目の具体的な例としては、以下のものがあります。
1. 交通費
交通費をかけずに就職活動をすることは現実的には難しいです。交通費の節約のために出来ることとしては、鉄道会社が提供している各種割引サービス(学生割引や定期券、回数券等)を活用する、飛行機や鉄道よりも安い高速バスを活用する、金券ショップを活用する、等があります。
2. リクルートスーツ代
リクルートスーツの代金はそれこそピンキリで、安いものであれば1万円以下で買えるものもあれば、ブランドスーツであれば数十万円以上するものもあります。就職活動をする上では、高級なスーツを着ているからといって評価が上がるということはまずありません。ただし、清潔感がある格好をすることは重要です。スーツは最低1着あれば就職活動は出来ますが、汚れたときのことも考えて2着程度は用意しておくほうが望ましいです。また、シワが目立つとイメージもよくありませんので、こまめにアイロンをかけたりクリーニングをしたりすることも大切です。
3. 宿泊費
大都市圏に住んでいれば就職活動で宿泊費がかかることは少ないかもしれませんが、地方都市に住んでいれば宿泊費も相応にかかります。宿泊費を節約する方法としては、比較的安価な宿に泊まる、マンガ喫茶やファミリーレストランを活用する、親族・親戚や親しい友人の家に泊めてもらう、等がありますが、ゆっくりと心身を休めることが出来ずに就職活動に支障をきたしては本末転倒ですので、その辺りも十分に考慮する必要があります。
4. 資料費
筆記試験や面接への対策準備に必要な書籍代や新聞代もかかります。大学や地域の図書館、筆記試験対策や面接対策を説明したウェブサイトも活用することで、書籍代を抑えることができるかもしれません。
5. 備品代
企業訪問をする際に手ぶらで行くわけにもいかないため、少なくともビジネスバッグは用意する必要があります。メモ帳もあったほうが良いでしょう。
6. 通信費
就職活動においてスマートフォンやパソコンでを使った通信は不可欠です。これらは就職活動とは関係なく普段から契約している人が多いとは思いますが、月数千円の負担となるので決して安くはありません。
就職活動の費用はどうやって準備する!?
さて、問題はこれらの費用をどのように準備するかですが、大きく3つの選択肢があります。
1. 両親や親族等に援助してもらう
家庭の事情はそれぞれ異なるので一概には言えませんが、もし許されるのであれば両親や親族等に援助してもらうことを検討してみてもいいでしょう。例えば両親にとっては、子供の就職は自分たちにとって最後の大仕事。出来ることなら最大限サポートしたいと思っているケースも多いことでしょう。その代わり、無事に就職して初任給をもらったら、お礼をすることを考えてみてはいかがでしょうか。きっと喜んでもらえることでしょう。
2. 自分でアルバイトをして賄う
就職活動にかかる費用は決してアルバイトで用意できない金額ではありません。就職活動が本格化する以前に前もってアルバイトをして、コツコツと費用を貯めておくのも一案です。アルバイトを通じて得た経験は就職活動に役立つこともありますし、そこで得た人間関係も今後の人生にプラスになることも多いでしょう。
3. 借り入れをする
どうしても自力でお金を工面できない場合には、一時的に借り入れをするということも検討の余地があります。借り入れをする場合には、金利負担や返済プランを十分に検討して、返済可能額の範囲内とする必要があります。