SPI非言語の「料金の割引」の問題の解き方は?
SPI(SPI非言語)試験における料金の割引の問題は、商品やサービスをまとめ買いした場合に適用される割引料金を加味した計算が求められます。料金の割引の問題は基本的には初歩的な方程式を使えば正解を導くことが出来ます。練習問題をある程度の回数こなせば、短時間で確実に得点できる分野です。
SPI非言語の「料金の割引」の練習問題を解いてみましょう
SPI(SPI非言語)試験における料金の割引の具体的な問題の例は次のとおりです。
例題1
福岡県内のある動物園の入園料は1人500円である。ただし、団体割引が存在しており、1つの団体で10人を超えた分については2割引に、20人を超えた分については4割引になる。30人の団体が入場する時、入園料の総額はいくらになるか。
- 10000円
- 11000円
- 12000円
- 13000円
- 14000円

正解と解法は?
正解は、3. 12000円、です。まず、4割引きが適用になる人数は、30-20=10人分です。この10人分にかかる入場料は、10×(500×0.6)=3000円となります。次に、2割引きが適用になる人数は、30-10-10=10人分です。この10人分にかかる入場料は、10×(500×0.8)=4000円となります。最後に、通常料金が適用になる人数は、残りの10人です。この10人分にかかる入場料は、10×500=5000円となります。よって、入場料の総額は、3000+4000+5000=12000円となります。
例題2
鳥取県内のある植物園の入園料は1人400円である。ただし、団体割引が存在しており、1つの団体で20人を超えた分については1割引に、30人を超えた分については2割引になる。40人が20人ずつ2つの団体に分かれて入場する場合と、40人が1つの団体としてまとまって入園する場合を比べると、入園料総額はいくら異なるか。
- 600円
- 800円
- 1000円
- 1200円
- 1400円
正解と解法は?

正解は、4. 1200円、です。40人が20人ずつ2つの団体に分かれて入場する場合の入園料総額は、40×400=16000円となります。40人が1つの団体としてまとまって入園する場合の入園料総額は次のとおりです。まず、2割引きが適用になる人数は、40-30=10人分です。この10人分にかかる入場料は、10×(400×0.8)=3200円となります。次に、1割引きが適用になる人数は、40-10-20=10人分です。この10人分にかかる入場料は、10×(400×0.9)=3600円となります。最後に、通常料金が適用になる人数は、残りの20人です。この20人分にかかる入場料は、20×400=8000円となります。よって、40人が1つの団体としてまとまって入園する場合の入園料総額は、3200+3600+8000=14800円となります。しがたって、40人が20人ずつ2つの団体に分かれて入場する場合と40人が1つの団体としてまとまって入園する場合の入園料総額の差額は、16000-14800=1200円となります。