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SPI非言語の「推論(入出力装置)」の問題の解き方は?
SPI非言語における「推論(入出力装置)」の問題は、与えられた入出力装置の変換規則(計算ルール)から数値を計算する形式です。入出力装置の変換規則が問題文ですでに示されているパターンもあれば、変換規則を自分で特定しなければならないパターンもあります。いずれの場合も、比較的シンプルな四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)が変換規則となることがほとんどですので、落ち着いて解いていけば確実に得点につながる分野です。
SPI非言語の「推論(入出力装置)」の練習問題を解いてみましょう
以下、具体的な練習問題を通じて解き方を確認していきましょう。
例題1
次のような規則で数値を返還させる入出力装置X、Y、Zがある。
- Xは、入力された数値に5を足す。
- Yは、入力された数値から2を引く。
- Zは、入力された数値を4倍する。
(例)1→X→6、5→Y→3、7→Z→28
X、Y、Zを次のように組み合わせ、左の入力口から整数Pを入力したところ、右の出力口から整数Qが出力された。
- P→X→Y→Z→X→Q
問1. P=6のとき、出力されたQはいくつであったか。
- 26
- 31
- 36
- 41
- 46
- 51
- 56
問2. Q=97のとき、入力されたPはいくつであったか。
- 10
- 12
- 14
- 16
- 18
- 20
- 22
正解と解法は?
問1、問2ともに、与えられた変換規則に数値をあてはめて計算していきます。
問1について、変換規則に数値をあてはめると、次のとおりになります。
- P→X:6+5=11(①)
- ①→Y:11-2=9(②)
- ②→Z:9×4=36(③)
- ③→X:36+5=41(Q)
よって、Q=41となります。したがって、問1の正解は、D. 41となります。
問2についても、変換規則に数値をあてはめて、同じように計算していきます。
- X→97:97-5=92(①)
- Z→①:92÷4=23(②)
- Y→②:23+2=25(③)
- X→③:25-5=20(P)
よって、P=20となります。したがって、問2の正解は、F. 20となります。
例題2
次のような規則で数値を返還させる入出力装置X、Y、Zがある。
- 1&2→X→2
- 5&2→X→10
- 8&2→X→16
- 1&2→Y→3
- 5&2→Y→7
- 8&2→Y→10
- 10&2→Z→5
- 12&4→Z→3
- 18&6→Z→3
まず、入出力装置Xの左の入力口から整数aとbを入力したところ、右の出力口から整数pが出力された。
- a&b→X→p
次に、入出力装置Yの左の入力口から整数cとdを入力したところ、右の出力口から整数qが出力された。
- c&d→Y→q
最後に、入出力装置Zの左の入力口から上記2つの装置からそれぞれ出力された整数Pと整数Qを入力したところ、右の出力口から整数Rが出力された。
- p&q→Z→r
問1. a=10、b=9、c=7、d=8のとき、出力されたrはいくつであったか。
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
問2. a=3、b=15、c=7、d=Sのとき、出力されたrは5であった。Sの値はいくつであったか。
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
問3. a=T、b=20、c=16、d=9のとき、出力されたrは12であった。Tの値はいくつであったか。
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
正解と解法は?
入出力装置X、Y、Zの変換規則を考えると、X=□×〇、Y=□+〇、Z=□÷〇となっていることがわかります。問1、問2、問3ともに、上記の変換規則に数値をあてはめて計算していきます。
問1について、変換規則に数値をあてはめると、次のとおりになります。
- a&b→X:10×9=90(=p)
- c&d→Y:7+8=15(=q)
- p&q→Z:90÷15=6(=r)
よって、r=6となります。したがって、問1の正解は、B. 6となります。
問2についても、変換規則に数値をあてはめて、同じように計算していきます。
- a&b→X:3×15=45(=p)
- c&d→Y:7+S(=q)
- p&q→Z:45÷(7+S)=5(=r)
よって、S=2となります。したがって、問2の正解は、B. 2となります。
問3も同様の計算をしていきます。
- a&b→X:T×20(=p)
- c&d→Y:16+9=25(=q)
- p&q→Z:(T×20)÷25=12(=r)
よって、T=15となります。したがって、問3の正解は、F. 15となります。