圧迫面接をどう乗り切るか? | マイペース就職活動研究会

圧迫面接をどう乗り切るか?

企業による圧迫面接は減っているけれど・・・

就職活動は、エントリーシートの作成、説明会への参加、筆記試験の受験、グループディスカッション、面接・・・の繰り返し。ただでさえ、多忙で疲労困憊になりがちです。そんな中で、余計に精神的に疲れさせられるのが企業からの圧迫面接。近年は、企業側のイメージ悪化への懸念やコンプライアンス意識の高まりによって、圧迫面接が行われることは減っています。しかし、中には意識的にあるいは無意識に圧迫面接に近い面接がなされることもあります。

企業側が圧迫面接を通じて見ているものは?

企業側は何のために圧迫面接をしているのでしょうか?大きく分けて、「ストレス耐性」と「柔軟性・対応力」を見ています。

ストレス耐性

企業側は莫大なお金と時間を使って採用活動をしています。そんな企業側の採用担当者の最大の悩みとは何でしょうか?就職活動における売り手市場が続いている中で、優秀な人材が採用できないこと(「質」の面で採用目標を満たせないこと)でしょうか?それとも、必要な人数が採用できないこと(「量」の面で採用基目標を満たせないこと)でしょうか?もちろんこれらも悩みの一つではあります。

しかし、多くの企業の採用担当者にとっての最大の悩みは、お金と時間を使ってせっかく採用した社員が短期間で退職してしまうことです。これだけ転職が当たり前となっている世の中ですので、キャリアアップや自己実現のためといった前向きな理由での退職であれば、企業側はも仕方がないと諦めがつきます。一方で、仕事内容や職場の人間関係、取引先との関係に対する些細な不満からストレスを感じ、後ろ向きな理由での退職をしてしまう社員がいるのも現実です。また、退職とまではいかなくとも、不平不満を募らせて職場の雰囲気を悪くする言動を継続的にしてしまったり、心身の不調で期待されていた仕事が出来なくなってしまう社員が出てくることもあります。

社会人になると、理不尽だなと感じるような機会が増えます。社内の関係者から理不尽な扱いを受けることもあれば、取引先から理不尽な要求をされることもあります。それぞれがそれぞれの立場で自分たちの立場や利益を守らなくてはならないので、利害や意見が衝突してしまうことが往々にしてあるためです。そんな場面でいちいち腹を立ててトラブルを起こしたり、感情をコントロール出来ずに泣き出してしまうような人材は、企業にとっては悩みの種となってしまいます。

困難な事態や理不尽な状況にも適応できるストレス耐性を持ち、中長期的な活躍が期待できるのかという点を、圧迫面接を通じて評価されていると考えましょう。

柔軟性・対応力

圧迫面接を通じて見られているもう一つの点は、柔軟性や対応力です。柔軟性や対応力のポイントとは、苦言や厳しい指摘を素直に聞き入れる柔軟性があるか、そして相手の考えや意見を踏まえた上で自分の考えや意見もしっかりと主張できるかという点です。自分の意見をしっかりと持つことは重要ですが、頑固一徹で上司や先輩、年長者や同僚からの助言を全く聞き入れないような性格では、今後の成長が期待できません。かといって、相手の言うことを全てその通りと受け入れて、流されるままになってしまうような性格も、企業側にとっては心許ないものです。

圧迫面接への対策とは?

このような圧迫面接にどう対応すればよいでしょうか?圧迫面接対策として有効な方法は大きく3つあります。

  • 1つ目は、割り切ることです。企業側からどれだけ高圧的な態度で理不尽な意見や質問を言われたとしても、そういうロールプレイングゲームをしているんだ、試されているんだ、そう思って接しましょう。
  • 2つ目は、柔和な表情の維持を心掛けることです。そうすることで、言動が自然と穏やかになり、どんな時でも冷静に自然体を維持できる人間であるという評価が得られることにつながります。
  • 3つ目は、相手の意見を素直に聞き入れ、頭ごなしに反論しないことです。よく、「怒りのピークは6秒(怒りの6秒ルール)」などと言われますが、理不尽なことを言われたときこそ普段よりも落ち着いて考え、相手の意見に理解を示しつつ友好的に自分の意見を主張するようにしましょう。




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