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SPI非言語の「推論(内訳推理)」の問題の解き方は?
SPI非言語における「推論(内訳推理)」の問題は、推論に対する反証が1つでも見つかるかどうかにフォーカスして考えるのが正解への近道です。
SPI非言語の「推論(内訳推理)」の練習問題を解いてみましょう
以下、練習問題を通じて解き方を確認していきましょう。
例題1
伊藤さんの自宅にあるおもちゃ箱には、赤いボール、白いボール、青いボールが合計で9個入っている。また、それぞれのボールの個数について、以下のことが判明している。
- 赤いボールの個数は青いボールの個数よりも多い。
- 3種類とも少なくとも2個は入っている。
このとき、次の推論ア、イ、ウのうち、確実に正しいと言えるものはどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。
ア. 白いボールが2個であれば、赤いボールは4個である。
イ. 白いボールが3個であれば、赤いボールは4個である。
ウ. 白いボールが4個であれば、赤いボールは3個である。
- アだけ
- イだけ
- ウだけ
- アとイ
- アとウ
- イとウ
- アとイとウ
- なし
正解と解法は?
ア、イ、ウについて、1つずつ確認していきます。
- まず、アについては、白いボールが2個であれば、赤いボールと青いボールの合計は7個になります。「赤いボール>青いボール≧2」という数式が成り立つので、7個の組み合わせとして考えられるのは、赤いボール5個+青いボール2個、赤いボール4個+青いボール3個です。そのため、赤いボールは4個であるとは限らず、アは確実に正しいとは言えません。
- 次に、イについては、白いボールが3個であれば、赤いボールと青いボールの合計は6個になります。「赤いボール>青いボール≧2」という数式が成り立つので、6個の組み合わせとして考えられるのは、赤いボール4個+青いボール2個です。そのため、赤いボールは4個となり、イは確実に正しいと言えます。
- 最後に、ウについては、白いボールが4個であれば、赤いボールと青いボールの合計は5個になります。「赤いボール>青いボール≧2」という数式が成り立つので、5個の組み合わせとして考えられるのは、赤いボール3個+青いボール2個です。そのため、赤いボールは3個となり、ウは確実に正しいと言えます。
したがって、正解は、6. イとウとなります。

例題2
川崎さんは八百屋でじゃがいも、玉ねぎ、にんじんを合計で12個購入した。また、それぞれの個数について、以下のことが判明している
- 3種類とも少なくとも2個は購入した。
- 同じ個数のものはない。
- じゃがいもを最も多く購入した。
このとき、次の推論ア、イ、ウのうち、確実に正しいと言えるものはどれか。次の中から正しいものを1つ選びなさい。
ア. じゃがいもの個数が5個であれば、玉ねぎかにんじんのうち個数が少ないほうの個数は3個である。
イ. じゃがいもの個数が6個であれば、玉ねぎかにんじんのうち個数が少ないほうの個数は2個である。
ウ. じゃがいもの個数が5個以下であることはない。
- アだけ
- イだけ
- ウだけ
- アとイ
- アとウ
- イとウ
- アとイとウ
- なし

正解と解法は?
ア、イ、ウについて、1つずつ確認していきます。
- まず、アについては、じゃがいもの個数が5個であれば、玉ねぎとにんじんの合計は7個になります。じゃがいもの個数が最も多く、3種類とも少なくとも2個は購入しており、また、同じ個数のものはないことから、7個の組み合わせとして考えられるのは、玉ねぎ4個+にんじん3個、玉ねぎ3個+にんじん4個です。そのため、玉ねぎかにんじんのうち個数が少ないほうの個数は3個であり、アは確実に正しいと言えます。
- 次に、イについては、じゃがいもの個数が6個であれば、玉ねぎとにんじんの合計は6個になります。じゃがいもの個数が最も多く、3種類とも少なくとも2個は購入しており、また、同じ個数のものはないことから、6個の組み合わせとして考えられるのは、玉ねぎ4個+にんじん2個、玉ねぎ2個+にんじん4個です。そのため、玉ねぎかにんじんのうち個数が少ないほうの個数は2個となり、イは確実に正しいと言えます。
- 最後に、ウについては、仮にじゃがいもの個数が5個であったと仮定すると、玉ねぎとにんじんの合計は7個になります。じゃがいもの個数が最も多く、3種類とも少なくとも2個は購入し、また、同じ個数のものはないという条件を満たす組み合わせがあるかどうかを考えてみます。すると、玉ねぎ4個+にんじん3個、玉ねぎ3個+にんじん4個の組み合わせがあり得ます。そのため、じゃがいもの個数が5個以下であることはないとは断言できず、ウは確実に正しいとは言えません。
したがって、正解は、4. アとイとなります。
