就職活動の基本:内定獲得までのプロセス | マイペース就職活動研究会

就職活動の基本:内定獲得までのプロセス

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内定獲得までは大きく5つの段階があります

新卒採用のプロセスは企業によって異なりますが、多くの企業では以下のような選考プロセスで採用活動を進めています。

エントリー

リクナビやマイナビなどの就職サイト経由でエントリー(エントリーシートを提出)します。企業によっては、自社のウェブサイトからのエントリーが必要な場合もあります。電話や書類送付などの手段でのエントリーが必要な企業はごく少数です。エントリーシートの内容が不適切であると、筆記試験や面接に進めないことも往々にしてありますので、気を抜かずに丁寧に書くようにしましょう。

筆記試験

社会人として必要な基礎学力(国語や算数、場合によっては英語も含む)や一般常識が問われます。よく使われるのが、SPI、玉手箱、CAB、GAB、TG-WEBなどのテストです。これらテストの出題パターンはほぼ決まっているので、それぞれの種類ごとの出題形式や対策方法をあらかじめ理解しておけば圧倒的に有利になります。これらのテストは慣れてしまえばスピードも正解率も格段に上がりますので、スキマ時間を見つけて練習しておくようにするのがおすすめです。

グループディスカッション・グループ面接・個人面接

グループディスカッション・グループ面接・個人面接で問われるのは、その人が持つ知識や能力、そしてその人の人柄や人間力です。

知識や能力

知識や能力については、学生時代に何を学び、何を専攻し、何を研究したのかという点を具体的に説明することが大切です。そして、その知識や能力を今後どのように伸ばしていき、その企業でどのように活かしていきたいのかというところまで明確に説明できるとよいでしょう。また、現状では足りない点や今後努力して改善していきたい点も含めて話せるとより納得感が出てきます。企業によっては、現時点の知識や能力よりも、将来の伸びしろとポテンシャルを重視するところも少なくありません。

人柄や人間力

人柄や人間力というとかなり漠然としていますが、一般的には、コミュニケーション能力、主体性や積極性、チャレンジ精神、チームワーク能力や協調性、成長可能性、責任感などが重視されています。一度や二度の面接でそのような人柄や人間力がわかるのかどうかという疑問を持つ人も多いかもしれませんが、企業の採用担当者は数多くの学生と会っているため、少なくともその人が相対的にどういう個性を持っているのかという点はある程度イメージできるものです。面接で会う企業側の相手は自分よりも年上の人が大半になるため、普段から年上の人と接する機会が多い人や、年上の人にかわいがられるタイプの人は何かと有利です。

最終面接

最終面接は、企業の役員や部門責任者、採用責任者などとの面談が一般的です。最終面接は不合格にならないだろうと思い込むのは危険で、落選する可能性も当然あります。これまでの面接の経験を生かして、自分に関する説明を明確した上で、入社したいという気持ちをストレートに伝えることが合格への近道です。最終面接に臨む際には、緊張しないように深呼吸して、普段よりも大きめの声でハキハキと話すことを意識するのがよいでしょう。

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内定・意思確認

無事に内定が得られたら、採用をしてくれた採用担当者に感謝の気持ちを伝えましょう。採用に携わってくれた担当者は、あなたがその会社に入社した後も、あなたにとって強力なサポーターになってくれるはずです。仮に後日内定を辞退するような事態に陥った場合には、誠意ある対応をしましょう。世の中は広いようで狭いです。内定を断った先の企業と今後仕事上の取引をする機会があるかもしれませんし、もしかしたら、将来に転職を考える際にその企業が候補の1つになるかもしれません。もう関係ないからいいやと思っていい加減な対応をするのではなく、相手の立場や心情も考えた対応をするのが優れた社会人への第一歩になります。

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