【SPI試験対策(SPI非言語)】推論の練習問題(正誤判断) | マイペース就職活動研究会

【SPI試験対策(SPI非言語)】推論の練習問題(正誤判断)

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SPI非言語の「推論(正誤判断)」の問題の解き方は?

SPI非言語における「推論(正誤判断)」の問題は、問題文に記載のある発言のうち、どの発言のカバー範囲が最も広いかという点にフォーカスして考えるのが正解への近道です。カバー範囲にさえ気をつければ、短時間で正解を導くことが出来るので、必ずしも難しくありません。

SPI非言語の「推論(正誤判断)」の練習問題を解いてみましょう

以下、練習問題を通じて解き方を確認していきましょう。

例題1

中西さんの自宅の冷蔵庫の中にはいくつかの野菜が入っている。これらの野菜について、次のような3通りの発言があった。

  1. 冷蔵庫の中にはキャベツとにんじんが入っている。
  2. 冷蔵庫の中には少なくとも2種類の野菜が入っている。
  3. 冷蔵庫の中にはキャベツが1個、にんじんが3本入っている。

上記の発言は、必ずしも全てが信頼できるとは限らない。そこで、さまざまな場合を想定した推論がなされた。次の推論ア、イ、ウのうち、正しいものはどれか。次の中から1つ選びなさい。

ア. 1が正しければ、3も必ず正しい。
イ. 2が正しければ、1も必ず正しい。
ウ. 3が正しければ、2も必ず正しい

  1. アだけ
  2. イだけ
  3. ウだけ
  4. アとイ
  5. アとウ
  6. イとウ
  7. アとイとウ
  8. なし

正解と解法は?

1、2、3の発言をカバー範囲が広い順番に並べていきます。

  • まず、1「冷蔵庫の中にはキャベツとにんじんが入っている。」については、野菜の具体的な種類だけをカバーしています。
  • 次に、2「冷蔵庫の中には少なくとも2種類の野菜が入っている。」については、野菜の種類数だけをカバーしています。
  • 最後に、3「冷蔵庫の中にはキャベツが1個、にんじんが3本入っている。」については、野菜の具体的な種類とその個数(本数)までカバーしています。

そのため、カバー範囲が広い順番に並べると、3→1→2の順番となります。そして、カバー範囲が広いほうの発言が正しいのであれば、狭いほうの発言も正しいことになります。一方で、カバー範囲が狭いほうの発言だが正しくても、広いほうの発言が正しいとは限りません。例えばこの問題の場合は、3「冷蔵庫の中にはキャベツが1個、にんじんが3本入っている。」が正しければ、1「冷蔵庫の中にはキャベツとにんじんが入っている。」も2「冷蔵庫の中には少なくとも2種類の野菜が入っている。」も正しくなります。一方で、2「冷蔵庫の中には少なくとも2種類の野菜が入っている。」が正しくても、3「冷蔵庫の中にはキャベツが1個、にんじんが3本入っている。」や2「冷蔵庫の中には少なくとも2種類の野菜が入っている。」が正しいとは限りません。なぜなら、冷蔵庫に入っている2種類の野菜が、キャベツやにんじんとは限らず、大根やピーマンといった他の野菜かもしれないためです。今回の場合を整理すると、正しい推論のパターンは、「3→1」、「3→2」、「1→2」の3つとなります。したがって、正解は、3. ウだけとなります。

例題2

橋本さん、日村さん、藤井さんの3人が英語の試験を受けた。試験結果について、次のような3通りの発言があった。

  1. 橋本さん、日村さん、藤井さんの3人の平均点は50点以上であった。
  2. 橋本さん、日村さん、藤井さんの3人の点数はいずれも50点以上であった。
  3. 橋本さんは85点、日村さんは55点、藤井さんは70点であった。

上記の発言は、必ずしも全てが信頼できるとは限らない。そこで、さまざまな場合を想定した推論がなされた。次の推論ア、イ、ウのうち、正しいものはどれか。次の中から1つ選びなさい。

ア. 1が正しければ、3も必ず正しい。
イ. 2が正しければ、1も必ず正しい。
ウ. 3が正しければ、2も必ず正しい

  1. アだけ
  2. イだけ
  3. ウだけ
  4. アとイ
  5. アとウ
  6. イとウ
  7. アとイとウ
  8. なし

正解と解法は?

1、2、3の発言をカバー範囲が広い順番に並べていきます。

  • まず、1「橋本さん、日村さん、藤井さんの3人の平均点は50点以上であった。」については、3人の平均点が50点以上であったことだけをカバーしています。
  • 次に、2「橋本さん、日村さん、藤井さんの3人の点数はいずれも50点以上であった。」については、3人がそれぞれ50点以上であったことをカバーしています。
  • 最後に、3「橋本さんは85点、日村さんは55点、藤井さんは70点であった。」については、3人それぞれの具体的な点数までカバーしています。

そのため、カバー範囲が広い順番に並べると、3→2→1の順番となります。そして、カバー範囲が広いほうの発言が正しいのであれば、狭いほうの発言も正しいことになります。一方で、カバー範囲が狭いほうの発言だが正しくても、広いほうの発言が正しいとは限りません。今回の場合を整理すると、正しい推論のパターンは、「3→2」、「3→1」、「2→1」の3つとなります。したがって、正解は、6. イとウとなります。

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