【就職活動の軸・企業選びの軸】自分に合った仕事や企業の選び方 | マイペース就職活動研究会

【就職活動の軸・企業選びの軸】自分に合った仕事や企業の選び方

仕事から得られるものは大きく分けて「お金」と「やりがい」の2つ

世の中には数多くの仕事・企業が存在しています。それらの中から自分の価値観に合った仕事・企業を選ぶのは、就活生にとっては至難の業。自分に合った仕事や企業はどのように見つければ良いのでしょうか?それを考えるにあたっては、仕事から得られるものは何なのか、そして自分は仕事に何を求めているのかという点を整理することが近道です。一般的に、仕事から得られるものは大きく分けて「お金」と「やりがい」の2つです。「お金」は文字通り、労働の対価として得られる金銭的報酬です。「やりがい」は仕事を通じて得られる精神的充足感です。「お金」や「やりがい」を軸にした仕事選び・企業選びの具体例にはどのようなものがあるのでしょうか?

「お金」を軸にした仕事選び・企業選び

高収入を得ることを最優先に考える

「仕事はお金を稼ぐ手段である」、そのように割り切って、高収入を得ることを最優先に考えるのも選択肢の1つです。お金のため、生活のために仕事をすることは決して悪いことではありません。ただし、大事なことは、稼いだお金を何に使いたいのかについて明確なビジョンを持つことです。例えば、世間よりも贅沢な暮らしがしたい、世界中を旅行したい、高級車が欲しい、高級住宅が欲しい、別荘が欲しい、家族にいい暮らしをさせたい…などです。このような目標を実現するために、熱意を持って働くことは素晴らしいことです。一方で、ただやみくもに高収入を得ること自体を目的にするのは不毛です。なぜなら、お金は有意義に使ってこそ意味があるものだからです。

安定した収入を得ることを最優先に考える

自分や家族の生活のために、高収入でなくても安定した収入を得ることを優先したいという考えもあります。安定した収入を得られるのはどのような仕事・企業でしょうか?一般的に、景気動向に左右されにくい業種や公益性の高い企業、公務員系の仕事がそれに該当します。ただし、現代のように変化の激しい社会においては、現時点では安定性が高いと考えられる仕事・企業であっても、5年後、10年後、20年後にどうなっているかはわからないのが現実です。その点を踏まえると、よそでも十分に活躍できるだけの能力や経験を身につけられる、いわゆるつぶしがきく仕事・企業を見つけることが大切なのかもしれません。

「やりがい」を軸にした仕事選び・企業選び

仕事を通じて何かを成し遂げることを最優先に考える

仕事を通じて国際社会・地域社会に貢献したい、周りの人たちに認められたい・喜んでもらいたい、新たな何かを生み出したい、そういう着眼点で仕事を選ぶのも有意義なことです。自分のアイデアや仕事が世の中を変えている、世の中を変える仕事の一端を自分が担っているという誇りは何物にも代えられない充実感につながります。そのような仕事が出来そうな企業を選ぶというのも企業選びの軸として重要な点の1つです。

好きな仕事をすることを最優先に考える

人間は、自分の好きな仕事であれば、多少収入が物足りなくとも気になりませんし、多少の残業や休日出勤があっても我慢できるものです。仮に平日の午前9時から午後5時までが勤務時間であるとすれば、1日の約3分の1が仕事をする時間です。睡眠時間を除いて考えると、1日の約半分が仕事の時間です。そう考えると、自分が本当に好きな仕事をすることこそが自分の人生の充実度合いに直結すると思いませんか?自分がつまらないと感じる仕事に1日の半分の時間を費やすのは、貴重な人生の時間の使い方としてはもったいないことなのかもしれません。

自分の能力や経験を活かせる仕事をすることを最優先に考える

「好き」と「得意」が異なることはよくあること。例えば、ピアノを弾くのが大好きだとしても、それが得意かどうかは別問題ですし、ピアノの演奏で安定した収入を得続けるのは簡単ではありません。でも、これまでの学生生活で培ってきた自分の能力や経験を最大限に生かせる仕事は必ずあるはずです。たとえ現時点ではそのような仕事に楽しさを見い出せなかったとしても、自分の適性にあった仕事であれば当然成果につながりやすくなるため、成果が出てくれば自然と仕事が楽しくなってくる可能性が高くなることでしょう。

自分が成長できる仕事をすることを最優先に考える

教育制度が充実している企業で自分の能力を伸ばして経験を積むというのも大切な視点です。ただし、自分が成長することだけを目的とするのではなく、成長した結果として具体的に何を成し遂げたいのかまでを思い描くことが大事です。例えば、その企業で出世して大きな仕事を成し遂げたいのか、転職して新しいことにチャレンジしたいのか、はたまた自分で独立して新規事業を立ち上げたいのか、といったイメージです。

尊敬できる上司や同僚と仕事をすることを最優先に考える

職場の上司や同僚と一緒に過ごす時間は、家族や友人と過ごす時間よりも長いことすらあります。尊敬できる上司や同僚と仕事が出来れば、充実した社会人生活を送ることができるはずです。逆に、尊敬に値しない、もしくは自分と馬が合わない上司や同僚と仕事をすることになると、時として耐え難いストレスになってしまうこともあります。そういう意味では、自分が心地よく快適に仕事が出来る上司や同僚がいそうな仕事や企業を選ぶというのも大切なことです。

プライベートの充実を最優先に考える

プライベートで成し遂げたいことがあり、それをできるだけ優先したい。例えば、育児や家事、介護、家業の手伝い、地域活動、ボランティア活動、趣味などに対してある程度優先的に時間を割きたいという希望を持っている人もいると思います。そのような場合は、残業や休日出勤が出来るだけ少なく、出張も少なく、国内転勤や海外転勤の可能性も低く、自宅から通いやすい立地で通勤の負担も小さい仕事や企業を選ぶというのも選択肢の1つになります。仕事だけが人生ではないのは言うまでもないことですので、プライベートを優先した仕事選び・企業選びというのも当然アリです。ただし、就職活動において気をつけないといけないのは、そのような考え方や価値観を企業側に対してどのような形で伝えるかです。「自分はこういう事情によってプライベートなことになるべく優先して時間を割きたいと思っていますが、仕事についてもしっかりと責任感を持って効率的に進めることで貢献するつもりです。」という気持ちが相手に伝えられるかどうかが重要です。「プライベートを優先したい」という希望だけが伝わってしまうと、「この人は無責任な仕事をしそうだな、とても仕事は任せられないな。」と思われてしまう可能性があるため、要注意です。

仕事選び・企業選びにおいては「お金」と「やりがい」のバランスが重要

おそらく、多くの人にとっては、上記の項目のどれかだけを徹底的に優先するのではなく、バランスよく組み合わせて仕事選び・企業選びをするのがちょうど良いのではないかと思います。その中でそれぞれの項目に対する強弱感を自分なりに整理して、自分の価値観にあった仕事選び・企業選びをしていくのが就職活動の第一歩です。

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